ぶら下がり社員のへたっぴFIRE研究所

お金のことや日々考えたことを呟くブログ

若い我々にとって,年金加入期間が45年に延長されることは明るいニュースである

岸田政権が年金加入期間を現在の20歳から59歳の40年間から,64歳までの45年間に延長を検討しています。

 

このニュースを見て,ネガティブな感情になった方も多いでしょう。

でもこの案件,我々若手にとってはむしろ早く延長してもらったほうがありがたいのは理解しているでしょうか?

 

すでに我々30代世代の年金が将来的に減額されることは大方確定しています。

2050年には労働者世代と高齢者世代の人数比が1:1になっていると見込まれているので,現行水準の年金を維持するのは現実的ではないでしょう。
そして年金の積立金(おおよそ200兆円)も2050年には枯渇するのではないかと言われています(諸説あり)。

ここで我々世代ががやるべきことは,現在の年金の給付水準をとりあえず維持することや年金保険料の納付額を減らすことではありません。

 

一秒でも早く持続可能な制度に切り替え,その分の不利益を2050年に生きていない人含む年上世代に負担していただくようにすることです。

 

そのために。少しでも年金給付水準は下げてもらったほうがいいし,納付期間はだって70歳でも80歳でも延長してもらったほうがいいのです。

そうして少しでも積立金を残し,年金財源の健全化を図り,今ほど恵まれていなくても2050~2080の年金制度をまだましな財政状況で運営できるようにする。

目先のイメージに惑わされずに,すこしでも今の老人に負担させることを大切にするほうがいいのです。

 

年金は破綻しません。

ただもらえる額は必ず減ります。

我々世代の将来もらえる年金を確保するため,早期での年金額の削減や納付額の増額には賛成の大合唱をおこない,上の世代に少しでも負担を押し付けるよう努力したほうが合理的です。

 

同様にその他の福祉制度(生活保護、健康保険など)についても、現在制度を必要としている人にとっての改悪は、我々にとっての改善です。

 

逃げ切り,ダメ絶対!

 

同世代の皆さん,福祉制度改悪目指して一緒に頑張りましょう!